スカートの中に顔を突っ込む百合画像、他

【おまけの百合小説】

登場人物＆あらすじ

第１話



３


濡れて張り付いたワンピースが気持ち悪い。
明日の朝までに乾くかな……

ひとまず部屋の暖房を強めた私は、ポットのお湯を沸かして、熱いお茶を飲み始めた。

冷え切った身体に、お茶の熱が染み渡る。
これで熱いシャワー浴びれば、生き返るだろうな。

朋花がユニットバスに消えて５分、響いていたシャワーの音が不意に止んだ。
いくらなんでもまだ浴び終わるには早いよね。

そう思って湯呑を口に付けた瞬間、ユニットバスのドアが開いた。

「生き返ったー。いっそいで入ってきたよ」

声がした方に目線を向けた瞬間――

私はお茶を吹き出しそうになった。


「……げほっ！」



「どうしたの！？　優羽、大丈夫？」


「大丈夫、じゃない！　服、着て。服！」

そう、上機嫌の朋花はなぜか一糸まとわぬ姿……いわゆる素っ裸で出てきたのだ。


「え、着れるわけないじゃん。こんなだよ？」

そう言って、朋花はバスルームからぐっしょり濡れた洋服を取り出した。

たしかに、着れそうにない。


「せめて下着くらいつけてよ。びっくりするじゃない」


「えー、着替え持ってきてないよ。泊まるなんて思わなかったし」


私だって持ってきてないけど、でも、裸はさすがに……


「あ、そうだ。なんか浴衣とかあるんじゃないのかな。パジャマ代わりの」

朋花に言われて、私も思い至る。
たしかに、普通はそういったものが用意されてる……はずなんだけど……


「ないねー。フロントに聞いてみるから、優羽はシャワー浴びちゃって。ほんとに風邪ひくよ」


「ごめん、ありがとう」


口癖のように謝って、私はバスルームに入った。