愛し合う少女たちの百合画像
目線がこっちを向いている百合画像が許容できるか、みたいな話題もありました。
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【おまけの百合小説】
登場人物&あらすじ
第1話
2
「うわ、狭いねー。これで9,500円はちょっとぼったくりじゃない?」
部屋に入った瞬間、さきほど相部屋を申し出てくれた女の子――日野朋花は驚いたような声を出した。
「ごめん……。なるべく邪魔にならないようにするから」
ついつい声が小さくなる。
たしかに朋花の言うとおり、狭い部屋だった。
シングルのベッドと、小さな机と椅子。
それ以外は何もない。
「ああ、ごめんごめん、別にそういう意味じゃないから。気にしないで。お金も半分貰ってるんだし」
お金は全額こっちが払うと言ったのだけど、じゃあお互い気にならないように割り勘にしよっという朋花にあっさり押し切られてしまった。
強硬に全額払うこともできず、結局半分の料金を渡したのは、ついさっきのことだ。
聞けば歳は同じということなのに、なんだか自分が情けなくなる。
「とりあえず、シャワー浴びちゃおっか。このままじゃ風邪ひいちゃう」
ユニットバスを確認した朋花が、こっちを振り返った。
綺麗なストレートの黒髪は、融けた雪のせいですっかり濡れている。
傘は差してたんだろうけど、コートやその下の洋服までびしょ濡れだ。
こっちも似たり寄ったりの惨状だけど。
「先、浴びてきていいよ」
「いやいや、優羽の方がやばいでしょ。お先どう……」
ぞ、という声のかわりに、クシュンとかわいいクシャミが聞こえてきた。
思わず笑うと、朋花はばつの悪そうな表情で目をそらす。
「ほら。すぐ入ってきて」
「う、うん。じゃあ速攻浴びてくるね」
意地を張り合っていては2人で風邪をひく。
そう思ったのか、今度はあっさり引き下がった朋花は、そそくさとユニットバスへと入っていった。
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