進撃の巨人の百合画像

【おまけの百合小説２】

登場人物＆あらすじ

第１話




３


「えー、ほんとに目隠しすんのー？」


「ＳＭ、興味あるっつったじゃん」


ブラウスを脱がされ、診察台に手足を固定されたアタシは、カズキが持ってきたスカーフのような物で、視界を塞がれた。

開脚された脚は元に戻してもらったものの、身体の自由が利かない状態で、目の前が真っ暗になるのはやっぱりちょっと怖い。


しかも……


「そりゃ言ったけどさ。今日知らない人来るんでしょ？　いきなりこれはちょっと怖いよ」


「大丈夫。怖い人は呼んでないから。そこは俺を信用してよ。もうすぐ付き合いも１年になるんだから」


１年って言ったって、付き合ってるわけじゃないし、会うのも週に１回以下じゃん。

……と思いつつも、そう言われるとうまく反論できなかった。


実際、カズキの前では、こんなまな板の上のなんとやら状態でも、不思議と恐怖は感じなかった。

なんだかんだ言っても、多少は信用しちゃってるらしい。

そんな自分にちょっと呆れた。



「じゃ、迎えに行ってくるよ。すぐ戻るから、それまでこれでも楽しんでて」


「えっ、いなくなるならこれ解いてよ」


「いやいや、見えない方が待ってる間もドキドキすんでしょ」


そう言って、カズキは部屋を出ていった。

去り際、テレビを点けていったようで、部屋にはＡＶの音が流れ始める。